我が家は夫の収入がよいわけでもなく、貯金がたくさんあったわけでもないのですが、今現在、専業主婦という生き方を選択しています。
子供が産まれる前までは、事務やプログラマー、介護・・・一つの仕事を続けるタイプではなく、様々な職種を転々としていました。もともと外に出て仕事をするのを大変なことに感じていたこともあり、子供ができて出産や子育ての役割が与えられ、外に働きに出なくてもいいんだ!と少しだけ嬉しく感じたのを覚えています。
なので、わたしの場合、きっと家にいて子育てをする、というのが、わりと性に合っていたのだろうと思います。
それに加えて、子育てってやりようによってはなかなかクリエイティブなことに気付いたので、面白がれているのかもしれません。
その成果を認めてくれるのはせいぜい夫ぐらいですが(笑)。
わたしは、子供たちがそれぞれ自分らしさに自信を持って大きくなっていってほしいと思っているので、いかに自分で大きくなろうとする気持ちを邪魔しないで育てていけるか、ということを考えたりするのが楽しかったりします。でも、なんでもokでは単なる甘やかしだし、躾だって大事だし。自尊心を壊さないように導いていく、というのは、なかなか難しくてやりがいがあります。
まぁ、すごそうなかんじのことを書いていますが、こちらも人間、感情的になることもたくさんあります(笑)。
そういうことも含め、人間と人間の関わり合いだし、そういった影響も受け取りながら彼ら自身でどんどん咀嚼して吸収して大きくなっていくのでしょうね。幼い子供にとっての母親というのは、成長の要素となる刺激をたくさん与えられる存在だし、心身ともにまもられて安心できる場所でもあるし、そう考えると責任感重大だなーとも思いますが、その過程はとてもエキサイティングでクリエイティブだなーとも感じます。
そんなわたしでも、復職したり、パートで働き始めたりするお母さんたちを見れば、「いいな~」と思います。
子供に追われない時間や、家庭以外の自分の居場所があることが羨ましい!
自分のまわりの働くお母さんによると、仕事をする時間は息抜きになる、とも言う人も多いです。
確かに、小さい子の子育ては息が抜けない毎日です。0~2歳児なんて、特にそう。一日中お世話だし、一日中つきまとわれるし、一日中イタズラばかりだし・・・。
でも、これって、確実に終わりがあることなんですよね。
いつまで続くかわからないものではない。
この鬱陶しいほどの濃密な時期は、確実に終わって、もう二度と来ることはないのです。
私の場合、来年息子が幼稚園に入園する予定なので、毎日毎日べったり過ごすのも、あと一年ちょっとで終わるのかと思うと、晴れ晴れと嬉しい反面、ちょっと寂しかったり名残惜しい気持ちになったりします(笑)。
子育てがちょっと辛く大変なときの呪文は、「今だけ今だけ」。
これは先輩ママさんに教わりました。実際に子育てしてみると、ほんと、あっという間に大変な期間なんて過ぎ去ってしまいます。
娘が幼稚園に行き始めて、約4年間の濃密な子育て期間を終えたとき、何かの達成感がありました。
わたしにできることはやったぞー!さぁ、次は幼稚園。外に出て学んでおいでー!
と、自信満々で社会に送り出せた気がします。
この、幼稚園入園という節目のポイントを、息子の場合でも経験させてもらいたいな、と思っています。
育児やったぜーー!っていう達成感は、自分の自信にもなったりします。
自分の身だしなみも食事もままならないまま、髪を振り乱して子供の世話に明け暮れていた日々。
家のなかをめちゃくちゃにされて、イライラしまくっていた日々。
遠ざかるほど、宝物のように思い出がキラキラ輝き出します。
わたしのように、特にやりがいがある好きな仕事もなく、今すぐ働かなければ生きていけないような状態ではない場合だって、仕事と育児を天秤にかけること、あると思います。なんとなく育児に行き詰って、仕事しようかな~なんて思うことが。そんなとき、何かの参考になればと思って、一個人の経験を書いてみました。
専業主婦で育児、気持ち次第では達成感もちゃんとあるし、楽しいですよ!(うちの場合お金はギリギリだけど、笑)